家づくりコラム
コラム『いつかは夢の家づくり』
ハウスメーカーの社員 って どんな家に住むのかな? どうやって家づくりを進めていくのかな? って 皆さん 気になるんじゃないかな、と思ってこのコラムを書き始めました。
とある社員の家づくり記録を基に、これから家づくりをはじめる皆様のお役に立てるようなコラムをおとどけしています。
今回は Vol.14_「建築条件付き土地」とは? という記事です。
土地を探していると 「建築条件付き」 という土地が売りに出ているのを見かけますよね。
「建築条件付き」 って なんのことか わかりますか?
その土地に家を建てるために 何か条件が必要?
建築できる建物の種類に 条件がある?
いえいえ これは 条件をクリアできる人にだけ この土地を売りますよ ということです。
土地の売主が 買主に課す条件です。
それは 「この土地を購入したら 売主の指定する業者に建築を依頼してください」 という条件です。
売主が建築業者である場合が多いです。
だから 売主に建築工事を依頼してくれる方にだけ この土地をお売りしますよ と 条件を付けて 土地を販売しているのです。
建築工事を受注できれば会社の利益になるからです。
土地の値段には 利益がほとんど含まれていないこともありますよ。
売主は建築業者で 不動産での利益を当てにしてはいなくて 建築工事の利益を当てにしている と。
または 売主自身は建築業者でなくとも グループ内に建築会社があるとか 日頃から一緒に仕事をしている建築会社だとか 土地を仕入れる時に建築会社の力添えがあった とかで 売主が指定する会社に建築を依頼してください という建築条件付きの売地もあります。
工事を依頼できる建築会社 には条件がありますが どんな家を建てるか については 条件はないですよ。
平屋でも 2階建てでも カワイイ家でも カッコイイ家でも 超豪邸でも ローコストでも。
どんな家を建てるか は 建築会社と打ち合わせをしながら決めていきます。
「建築条件付き」って 何のことだろう?
建築会社が決まってるの? どんな家が建つかはわからないの?
その建築会社がどんな会社かもわからないのに? 高い家を買わされちゃうんじゃないの?
…なんて 心配することはないですよ。
まずは その土地の売主に 問い合わせてみてください。
すると 指定する建築会社がどんなところなのか 希望するような家はどのくらいの費用で建つのか 教えてくれます。
土地の売買契約書には「一定期間内に 建物の請負契約が成立しない場合は 土地の売買契約は解除」と書かれます。
建物の建築工事請負契約は どんな建物がいくらの費用でできるのか が決まらないと 契約ができません。
当然 建築会社と打ち合わせを重ねて 建物の間取りやデザインや設備仕様をあらかた決めてからの契約です。
予算オーバーになるようなら 請負契約ができませんから 土地の売買契約も解除されます。
だから 「建築条件付き」 だからって 心配したり 敬遠したりする必要はないですよ。