家づくりコラム

2020.07.03

「分譲住宅と注文住宅 どう違う? それは 買うかつくるかの違い」
【ハウスメーカー社員が書く家づくりコラム_Vol.15】

コラム『いつかは夢の家づくり』

ハウスメーカーの社員 って どんな家に住むのかな? どうやって家づくりを進めていくのかな? って 皆さん 気になるんじゃないかな、と思ってこのコラムを書き始めました。

とある社員の家づくり記録を基に、これから家づくりをはじめる皆様のお役に立てるようなコラムをおとどけしています。

 

今回は Vol.15_「分譲住宅と注文住宅の違い」とは? という記事です。

 


 

分譲住宅は 出来上がっている家を「買う」 というものですね。

注文住宅は 工事を発注して 家を「つくる」 ものです。

 

分譲住宅イメージ画像

分譲住宅の方が わかりやすいですよね。

建物がもう完成していて 間取りも 建材も 設備も そして価格も 一目瞭然。

 

分譲住宅を買うときの契約書は 「売買契約書」というものになります。
(工事中の段階で買うこともできますよ タイミングが良ければ 壁紙の色など変更できるかもしれません)

 

注文住宅イメージ画像

注文住宅は 契約時点では まだ何も 現物は ありません。

これから こんな家を いくらの費用で どのくらいの工期でつくります という図面と見積書で契約を結びます。

契約した後に 建物をつくっていきます。

契約書は 「請負契約書」というものを使います。

 

「売買」 と 「請負」 という 違う種類の契約のしかたになります。

 


 

分譲住宅は 間取りやデザインや設備仕様などは なるべく多くの人に受け入れられるようにつくります。

夫婦2人+子ども2人という家族構成に合うように 1階にLDK+和室と水回り 2階に子ども部屋×2+主寝室 という4LDKの間取りが多くなります。

注文住宅は 間取りも デザインも お客さまそれぞれの家族構成や好みや敷地形状に合わせてつくることができます。

2世帯住宅や店舗併用住宅 デザインや設備にこだわった住宅 既に所有している土地に家を建てる といった場合は 分譲住宅ではなく注文住宅で ということになります。

 


 

分譲住宅と注文住宅は 規制を受ける法律や免許の種類も違うんですよ。

分譲住宅は 宅地建物取引業法 という法律に基づいて 宅地建物取引業免許 という免許を取得して 土地や建物の販売を行います。

注文住宅は 建設業法 に基づいて 建設業免許を取得して お客さまと請負契約を結んだ建物をつくっていきます。

 

分譲住宅を買うとき 相手は不動産業者。

注文住宅で 家をつくるとき 工事の依頼先は 建設業者。

 

ひと口に 家を買う とか 家づくり といっても 分譲住宅と注文住宅って こんな違いがあるんですよ。

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