家づくりコラム
コラム『いつかは夢の家づくり』
ハウスメーカーの社員 って どんな家に住むのかな? どうやって家づくりを進めていくのかな? って 皆さん 気になるんじゃないかな、と思ってこのコラムを書き始めました。
とある社員の家づくり記録を基に、これから家づくりをはじめる皆様のお役に立てるようなコラムをおとどけしています。
今回は、築10年を迎えたわが家のリフォーム費用330万円を苦しい家計のなかから捻出するために、新築当時に組んだ住宅ローンの残債に上乗せして借り換えして資金調達した話です。
(行ったリフォーム工事については前回のブログで…)
新築当時、わが家は借入金額2,390万円・変動金利0.775%・返済期間35年の住宅ローンを組みました。
毎月およそ65,000円の返済額で10年間・119回の返済を経た現在、残債はおよそ1,780万円となりました。
当時の0.775%という金利も十分低かったですが、その後さらに低金利化が進み、いま借り換えるとどうやら0.340%に金利を下げることができるようです。借り換えローンの返済期間は、当初のローンの残り期間を引き継ぎ、25年となります。
残債の1,780万円に、リフォーム費用330万円と借り換え諸費用50万円を上乗せし、100万円は自己資金を利用して、2,060万円を借り換えることにしました。
試算によると、毎月の返済額はおよそ71,600円となり、月々の返済額6,600円のアップでリフォーム費用をまかなうことができます。
もし借り換えを行わず、たとえば借入額280万円(リフォーム費用330万円のうち50万円は自己資金を利用するとして)・変動金利2.0%・返済期間10年のリフォームローンを組もうとすると、毎月返済額はおよそ25,800円となり、住宅ローンの返済と合わせて90,800円となってしまうと家計がキツいです。
借入金額 | 金利 | 毎月返済額 | |
新築当時に組んだ住宅ローン | 2,390万円 | 0.775% | 65,000円 |
もしリフォームローンを組んだら | 280万円 | 2.0% | 25,800円 (住宅ローンとの合計90,800円) |
借り換えローン | 2,060万円 (残債1,780万円+280万円) |
0.340% (▲0.435%) |
71,600円 (+6,600円) |
(毎月返済額は100円未満を四捨五入して表示しています)
ローンを組まずに、貯金を切り崩して330万円をすべて現金で支払うのもキツいです。
それが『リフォーム費用を上乗せして住宅ローンを借り換え』という方法なら、月の返済額アップはわずか6,600円! 金利の低さと返済期間の長さが効いています。
今回は、借り換えに際してがん特約を付けることもできました。10年前、31才だった私はがんなんて全く心配していませんでしたが、41才になった今、周りの友人からもちらほらとピロリ菌だのポリープだの内視鏡だのという話が聞こえてくるようになってきて、この機会に住宅ローンにがん特約を付けることにしました。
金利は0.2%アップになってしまいますが、一般のがん保険よりも小さな負担でがんに備えることができます。
結果、今後は借り入れ額2,060万円・変動金利0.54%・返済期間25年・毎月返済額およそ73,500円という住宅ローンを返していくことになりました。
借入金額 | 金利 | 毎月返済額 | |
新築当時に組んだ住宅ローン | 2,390万円 | 0.775% | 65,000円 |
借り換えローン | 2,060万円 (残債1,780万円+280万円) |
0.340% (▲0.435%) |
71,600円 (+6,600円) |
借り換えローン (がん特約付き) |
2,060万円 (残債1,780万円+280万円) |
0.540% (▲0.235%) |
73,400円 (+8,400円) |
(毎月返済額は100円未満を四捨五入して表示しています)
月々8,400円の返済額upで、330万円のリフォーム工事を行い、新築当時の住宅ローンには付けていなかったがん特約をつけることができました。
快適な暮らしと建物を長持ちさせるために必要な、築10年の節目のリフォームにかかるまとまった費用を、小さな負担で資金調達することができ、大満足です。